Pの日記

ただのにっき

いやはや

もうだいぶ日記を書いてないなあ。
久しぶりだから色々書いちゃうぞ!(ミッキーマウスの声で)
まず、海へ行きました。
一回目が葉山、二回目が九十九里だ!
葉山へは7人で行ったさ、車も友人のミニバンで場所も葉山とあっては
リゾート気分も盛り上がるというもの。
この日の為に、俺は1ヶ月前から日サロとスポーツジムに通い、
体調をベストの状態に持って行っていた、そう
金メダルを取る前の北島のように。
遅刻を防ぐ為に、前日から友人の家に泊まり込み、
準備は完璧だった。
そう、あいつが来るまでは…(つづく)
俺が家に帰ると、なにやら小さくて、焦げ茶で、やわらかいものが足下にまつわりついている。
最初は静電気かな、と思ったので「ママー、静電気!」
と叫ぼうと目線を足下に落とした瞬間、そいつは俺の目に飛び込んできた!
「トイプードルだった」
かわいい、かわいい、トイプードル萌え!ハフハフ。
トイプードルを小脇にかかえ、俺はオープンカーの後ろのシートに飛び乗る、
何故後ろかと言うと、前には男が二人乗っているからだ。
一人は有名な画家N、もう一人は音楽家のTだ。
俺はドリンクホルダーから画用紙とクレヨンを取り出し、
おもむろに白い部分にクレヨンをこすりつけた。
2時間程かき込んで、もう飽きてきたので、画家に見せる。
俺にしては上出来だ。
すると音楽家が急ハンドルを切って車をUターンさせた。
「どうした!」
「やつらが来たみたいだ」
俺は後ろを振り向くと、サイドスクリーンから身を乗り出してこちらに銃身を向けている男が見えた。
反射的に身を屈めると弾が画家の左腕をかすめていった。
「ち」
「この辺でおりた方がいい」
音楽家が何事も無いように言ってのけた。
俺はわけがわからず、自動車から飛び降りた。
車は100キロを超えていた筈なので、普通なら死んでる。
俺はその足でアジトに向かった。
結局、アジトにはあの二人が何事も無かったように俺を待っていた。
「なんだよこの絵は」
画家が笑みを浮かべながら聞く。
いや…
俺には自信があったのだ、でもあまり良い絵じゃないらしい、。
俺は悔しいので画家の絵を模倣した。
やつの絵も決して上手いとは言えないのだが、真似すると難しい。
うまく行かない。
しかし、うまくいってない筈の俺の絵はだんだん画家の絵とそっくりになっていき、
最後には画家の絵そのものになってしまった。
そうか、
俺は画家だったんだ!
そこで目が覚めた。